【土田 研究醸造 DATA13】
もっと低アルコールに挑戦!
ごめんなさい!
狙い通りにはならなかったけど、
またまた”うまい酒”できました!
「低アルコールでどこまで旨くできるのか?」
…を、研究した今回の「研究醸造 Data.13」。
蔵元としてはアルコール度数10度を目指したそうなんですが
12度になってしまったそうです。
ただし!!
今回も「失敗したけど、旨い酒ができた!」そうです。(笑)
実際に飲んでみると、チーズを想わす香り。
口に含むと白麹由来の酸の効いた滑らかな旨味を感じます。
失敗したといっても、低アルコールの12度なので、柔らかな味わいになっています。
決して薄いわけではなく、冷やした状態でもしっかりと旨味を感じる味わいです。
今回もなかなか面白いお酒になっていますので土田酒造の研究成果を是非、お試し下さいね!
【商品詳細】
土田「研究醸造 Data13」
・原料米 :群馬県産 飯米
・精米歩合:90%
・仕込み水:武尊連峰伏流水(関東名水百選)
・麹歩合 :40%
・種麹 :焼酎用黄麹(25%) 白麹(15%)
・酒母製法:生酛
・酵母 :無添加
・アルコール度数:12.0%
・グルコース:3.7
・日本酒度 :ー26
・酸度 :3.0
・アミノ酸 :2.6
・火入れ :1回
・保管方法 :常温可
※記載されている材料のみ使用。
表示義務が必要ない添加物も不使用です。
土田酒造とは
土田酒造株式会社は、群馬県は川場村という人口3,400人の小さな村に拠点を構える酒蔵です。
創業は1907年、当主は現在6代目で、地元の方々からは誉国光(ほまれこっこう)という地酒の名で親しまれてきました。
私たちは関東で唯一、名誉賞を受賞した酒蔵でもあります。
名誉賞とは、戦前に行われていた日本酒の品評会(現在の新酒鑑評会にあたる賞)に連続で入賞した蔵だけに与えられる名誉ある賞です。
当時酒蔵数は今の倍以上ある中で、 その激戦を連続で勝ち抜いた蔵だけに贈られるこの受賞は、全国でも数蔵のみが成し得たという快挙でした。
それぞれの当主が 時代の中で、よりよい酒造りを目指し 先鋭的な取り組みで維持繁栄して参りました。
現在は、江戸時代に一般的であった生?(きもと)造りという、自然の乳酸菌という微生物を活用した酒造りを展開しています。
使用するお米も低精米且つ食用米へと広げており、材料は3つと空気のみ。
醸造用アルコールや、乳酸、酵素剤、水加工剤など日本の法律でラベル記載義務のない添加物も一切用いません。
米のうま味を引き出し、日本酒の多様性や複雑さを味わい楽しんでもらいたい。
土田酒造はこの技術を次世代へとつなげるべく、日々挑戦しています。
土田酒造は菌を活かした酒造り
我々の日本酒はすべて、 米、水、麹という3つの材料と菌のみで造ります。
蔵にすみついている乳酸菌や、色々な微生物の活動を待ち、促し、生かす生もと(きもと)造りという造り方をしています。
菌の力を引き出す技術を研鑽し、日々発見と学習を繰り返し味の違いや複雑さが楽しめるものの、一方で菌という生き物相手故に失敗とは常に隣合せの酒造り。
それでも近年は、山廃仕込みから生もと造りへとシフトし、また、米の味を引き出すため低精米且つ食用米での酒造りへとチャレンジを重ねています。
個性豊かで多様さ複雑さのある味を醸し出す;現代的な機械設備で江戸時代の製法を貫く酒造りです。
菌と人の協演にて、新しい味を醸し出す。
過去を少しだけ感じる、このうまさを全ての人に、この古くて新しい酒造技術を次世代へ。