東海道の宿場町、滋賀県湖南市石部で140年にわたり酒造りをする蔵元『竹内酒造』。
レギュラー銘柄は『香の泉(かのいずみ)』と言い、地元に根差した酒造りをしています。
そして全国へ名乗りを上げるブランドとして立ち上げたのが『唯々(ただただ)』。
杜氏の中村尚人氏は能登杜氏として伝説の杜氏とされる農口尚彦氏のもとで修業した若手杜氏。
竹内酒造の酒は一言でいうと『食中酒』です。
火入れのお酒は必ず一年以上熟成して穏やかになってから販売し、穏やかな旨味を出しています。
今回は滋賀産『吟吹雪』を使用した純米吟醸火入れ。
穏やかに熟成期間を過ごしたお酒ならではの滑らかな味わい。
香りは控えめですがとても心地よい吟醸香。
食中酒としての日本酒を造り込む竹内酒造ならではの味わい。
角のないまろやかなお米の旨味をお愉しみ頂ける一本。
やや辛口な口当たりの良い飲み口は食を誘う印象を受けます。
とてもバランスの良い純米吟醸を是非、お食事と共にお愉しみ下さい。