令和元年に誕生した『市野屋』の特約店限定ブランド『ほしいち』
一般的なレベルのお酒を量産するのではなく、高品質の日本酒のみを製造する設備への転換をはかり、最新式の手洗い洗米機を導入し、乾燥蒸気を出せる吟醸甑の活用、麹室の換気システムの導入、搾り機と酒袋の徹底洗浄、仕込蔵・搾り室・瓶詰め場にそれぞれ業務用の空気清浄機を導入することで、酒質の大幅な改善を実現しました。
さらに、品質を上げるため、醸造乳酸に頼らない伝統的な山廃造りを中心として酵母菌・乳酸菌の複合発酵酒母の技術を活用しています。
伝統的な製法と近代の設備を融合し醸す、味わいの豊かさを愉しむシリーズを是非お試し下さい!
今回は長野県の酒米「山恵錦」を49%精米で醸した山廃純米大吟醸の原酒です。
マスカットや青林檎を想わす豊かな香りとスッキリとした旨味。
華やかな香りと旨みを残しつつ、繊細な酸味が口の中に広がるお酒です。
【詳細】
■原料米:山恵錦
■精米歩合:49%
■日本酒度:-
■酸度:-
■アルコール度数:17度
市野屋は、創業が慶応元年(1865年)と伝えられています。
明治時代に建てられた蔵内で、現在も米洗いに始まり、最も重要な麹作りと酒母工程、三段仕込に至るまで、全ての工程を手作りで行っております。
市野屋のある大町市は北アルプスの麓に位置し、仕込水に使用している「女清水」は、標高900mの里山・居谷里の湧水です。
湧水が湧き出る居谷里の池の周辺は、緑のダムとも言える豊かな植物が生い茂り、天然の濾過材となり、長い時間をかけて水はゆっくり濾過されて、地上に蕩々と湧き出ています。
そのまま飲んでも美味しい水を使って、地元大町市や長野県内で栽培された美山錦・ひとごこち・山恵錦・しらかば錦といった長野県オリジナルの酒造好適米を贅沢に使用し、手作りで丁寧にお酒にしています。