俳聖「松尾芭蕉」の生家の側で醸され。その名を冠した酒「俳聖芭蕉」
地元 三重県伊賀市周辺でしか出回らない地元密着の銘酒として人気の高いシリーズです。
通常は純米吟醸と特別純米酒のみを御案内させて頂いておりますが、
年に一度、出品酒クラスの純米大吟醸が販売されます。
秋田流花酵母を使用した上品でまろやかな味わいの純米大吟醸。
袋搾り、斗瓶取り、瓶燗火入れと、まさしく出品酒クラスの丁寧な作業を経て
超限定出荷されています。
が・・・・
価格はかなりリーズナブルなのが地元密着の橋本酒造さんらしいお考え。
全国新酒鑑評会金賞受賞常連蔵のこだわりが詰まった一本を是非、お試し下さい!
実は生産量がかなり少ないお酒の為、
1800mlが6本、720mlが12本のみの入荷の為、お一人様1本でお願い致します!
■詳細■
原料米:山田錦
精米歩合:50%
アルコール度数:15.5度
日本酒度:+2
酸度:1.4
橋本酒造場さんの創業は明治20年。
当時の銘柄は地名から取って『御代司』。
現社長兼杜氏は今から13~14年前に蔵に帰ってこられたそうです。
当時、お酒造りは杜氏、蔵人が行なっており、造られているお酒は1級・2級のお酒のみ。
もちろん品評会などには出品はせず、地元で消費されるお酒を醸していました。
しかし、現社長が蔵に入られて、憧れだった全国の品評会に出品することを決意!!
ですが、当時酒造りをしてもらっていた杜氏は吟醸造りの経験がなく、
試行錯誤を経て出品酒を醸し、出品しましたが入賞できず、
翌年もチャレンジするものの入賞は叶わなかったそうです。
そして3年目・・・
吟醸造りを現在の社長兼杜氏が100%任されることになったそうです!!
勉強を重ね、努力した結果・・・
金賞受賞!!(真顔で『まぐれでした♪』と言われていましたが・・・笑)
そして、流れに乗るべく翌年も同じように造り、出品!! あえなく・・・・
その後、3年間は『入賞』に留まったそうです。
そして平成16年・・・この年がターンニングポイントになりました!!
当時、品評会で金賞を受賞するお酒は『香りの高いもの』が主流でしたが、
この年を境に審査方法が『バランス重視』に変更されたんだそうです。
俳聖芭蕉は『山田錦50%精米』&『秋田流花酵母』と言う組み合わせで
醸されたお酒を出品していましたが、この『秋田流花酵母』は香りは
高くないが味わいが良い酵母なんだそうです。
なので、当時の主流だった香りの高い大吟醸にはなりにくかったそうです。
それが、審査方法の改定によりバランスの良いお酒が金賞になるようになった・・・
と言う事で、味わいの良い酵母で醸され、お米を削り過ぎていない旨みのある
大吟醸の『俳聖芭蕉』は金賞受賞酒となっていったそうです。
流行に乗らず、自分の味を貫いた蔵元の想いが実った瞬間ですね!!
信じて頑張れば願いは叶う!!
こんな話を聞いてから飲むお酒はまた違った顔を魅せますね!