滋賀県の無濾過ワイン専門ワイナリー『ひとみワイナリー』。
日本酒専門でワインの良を知らなかった私を日本ワインの世界に引き込んでくれたワイナリーです。
その当時、『ひとみワイナリー』でワインを醸していたのが、醸造家『岩谷澄人』氏。
岩谷氏の造るワインは葡萄本来の旨味やニュアンスをそのまま表現している様に思えます。
フレッシュな葡萄を頬張った様な味わいの拡がり。
無濾過のにごりワインならではの味わい。
少量多種のワイン造りで毎回驚きの美味しさのワイナリーでした。
その岩谷氏が、大阪のフジマル醸造所を経て、いよいよ自身のワイナリーを設立!!
ワイン通の間で超人気の岩谷氏のワインを幸いにも当店でも御縁を頂くことができました!!
是非、この味わいを皆様にお届けしたいと思います!!
~岩谷氏よりコメント~
岩手県産ヤマソーヴィニヨン100%使用。
糖度23度に完熟したヤマソーヴィニヨンの特徴を表現するために、粗いタンニンを壊しながら極力抽出しないように除コウした後、櫂棒の代わりにスコップにて割くようにして酸素供給を促し、またその回数も極力減らしました。
自然発酵期による少し揮発酸の生成もみたが、我慢しながらゆっくりと割く作業を。
1週間後自然発酵が始まり、その香りも芳しい方向へと。
除コウした果実は粒が壊れていないので自然にMC(マセラシオン・カルボニック効果も生まれ、ヤマソーヴィニヨンの減酸も促され、そして自然MLF(乳酸発酵)も発酵後期に起き、全体にまろ味のヤマソーヴィニヨンWineになりました。
ブドウ果実から感じられる「山葡萄」の野趣な香りと口に広がるブドウ感は今飲んでも良し もちろん長期熟成にも良し。
「Alternative」の「時代の流れに捕われない普遍的なものを追い求める精神」のようにつくり手の選択の可能性、選択すべき状況によって生れるWine。
それが「Alternative」シリーズです。
委託醸造 グレープリパブリック
アルコール度数 12度
【醸造家 岩谷澄人】
経歴
1965年 青森県西津軽郡深浦町出身
1987年 アパレルメーカー就職
1990年 葡萄栽培&ワインメーカーとして28年従事
2018年 山形県南陽市赤湯字西町871番1 に(株)グローバルアグリネット設立し「Yellow Magic Winery」の準備をスタート
概念
「足さず 引かず」それが僕の作るワインです。
僕は28年その理念に基づき作ってきたのが「にごりワイン」です。
その年々の葡萄の個性から発せられるエネルギーを感じワイン作りをする。
この単純明快なものが僕には会うんです。
特に「ラブルスカ(生食用葡萄品種)」には日本固有のDNAが刻み込まれていると感じ、そのラブルスカから生れるワインに夢を感じています。
もちろんヴィニフェラ(ワイン専用種)にもです。
その夢の実現の場所として 葡萄産地として歴史ある「山形県南陽市」に決めました。
これから発する「Yellow Magic Winery」のワインにご期待ください。
「YellowMagicWinery」とは「黄色魔術醸造所」。
アジア、そして日本人の感性に響く、この地に生まれてよかったと感じられる「日本ワイン」をコンセプトとして設立しました。